2017年7月24日、参考消息は、さらに拡張が続く上海の地下鉄について「地下に15階の迷宮ができる」とするフランスメディアの報道を伝えた。

AFPは21日、「上海の地下では作業員たちが新しい地下鉄トンネル内で大量のコンクリート壁を注意深く取り付けている。世界最長の地下鉄システムがさらに長さを増しているのだ。2020年には上海のレール交通路線の総延長は830キロメートル前後に達するという。加えて、蘇州の地下鉄との接続も計画している」としたうえで、上海の地下鉄工事を手掛ける申通地鉄グループのエンジニアが「新路線は15階建ての建物ほどの深さまで掘って、既存のトンネル迷宮の下に押し込まなければならない」と語ったことを紹介した。

さらに、上海だけでなく他の大都市や、さらには内陸の「三線都市」と呼ばれる小都市でも地下鉄建設ブームが起きており、その背景には都市部への大規模な人口移動があると説明。1950年にはわずか12%だった都市人口の割合が現在は55%となっており、2030年には70%、すなわち約10億人にまで拡大させる目標であると伝えている。

地下鉄などの建設ブームは大規模な「都市群」づくりにも貢献しており、上海地域では蘇州や杭州などを合わせた人口5000万人超の巨大都市群が形成されるとした。そして、専門家が「このような都市群は急発展する高速鉄道システムによって付近の中都市や国内の他地域につながる」としたほか、地下鉄建設による大量のインフラ投資は国内消費を喚起することになり、不安定な対外貿易への依存軽減、都市の質の向上、自動車運転によるエネルギー消耗の減少といったメリットをももたらすとの分析を紹介した。(翻訳・編集/川尻)