2017年7月21日、韓国・ニュース1によると、北朝鮮の昨年の実質経済成長率が17年ぶりに過去最高を記録した。

韓国銀行(中央銀行)は21日、16年の北朝鮮の経済成長率を推定した結果、15年比で3.9%増だったことを明らかにした。

北朝鮮は鉱業、製造業を中心に成長し、鉱業は石炭、鉛、亜鉛、鉱石などの生産が増え8.4%成長、製造業は重化学工業を中心に4.8%成長と推定された。記事は、「これに加え、15年(マイナス1.1%)の低成長後の底上げ効果が大きかった」と分析した。15年に発生した干ばつなどの否定的要因は16年にはなかった。

16年、北朝鮮の国民総所得(名目GNI)は36兆4000億ウォン(約3兆6200億円)で、韓国(1639兆1000億ウォン(約163兆円))の45分の1の水準にとどまった。1人当たりの国民総所得も146万1000ウォン(約14万5000円)で、韓国(3198万4000ウォン(約318万円))の22分の1の規模だ。

また、北朝鮮の対外貿易も小幅増加しており、16年の北朝鮮の対外貿易規模は65億5000万ドル(約7280億円)で、15年(62億5000万ドル(約6950億円))に比べ4.7%増加した。内訳を見ると、輸出が28億2000万ドル(約3130億円)で15年比4.6%増、輸入が37億3000万ドル(約4150億円)で、同4.8%増だった。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「国連の制裁が何の役にも立たない事が明らかになった。中国やロシアが制裁に協力しないからだ」という指摘や、「市場経済を導入した効果が出てきている」など、経済成長の理由についての意見が寄せられた。

また、「北朝鮮の国民の立場からしたら、金正恩(キム・ジョンウン)は核ミサイルの開発を進め国防力を強化し、経済状況も改善させた有能なリーダーということになるのだろうか?」「経済成長しなかったら、金正恩も命が危ないだろうからな」など、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に関連した意見もみられた。

その他に、「(韓国メディアが)北朝鮮が豊かになったことを宣伝してどうする」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)