2017年7月22日、中国メディア・新華日報の趙暁勇(ジャオ・シアオヨン)記者が、日本の汚泥処理施設やごみ処理について紹介する記事を掲載した。

6月末から7月にかけて、大阪、四日市、名古屋、東京をめぐる7日間の訪日研修団に参加したという同記者。まず大阪の舞洲スラッジセンターを見学したという。世界的アーティスト・フンデルトヴァッサーがデザインした舞洲スラッジセンターは、「まるでおとぎの国のお城のようで、ガイドの説明がなければ汚泥処理施設だとは分からない」と伝えた。

この処理施設では、大阪の12の汚水処理場から毎日地下のパイプを通して送られてくる数千トンの汚泥を処理している。汚泥は、脱水、乾燥、化学反応、溶融の過程を通して無害な黒い顆粒状のスラグとなり、コンクリートの骨材などの建築材料に使用されるという。また、分離された水分は再び汚水処理場に戻されて処理される。

「汚泥が水分と分離されてから地下のパイプを通して汚泥処理上に運ばれるため、異臭がせずコストも安くあがる」と、この方法を高く評価した。

続いて四日市市を訪れた趙記者は、分別されたごみ袋がきれいに住宅の前に置かれているのを見て「独特の風景だ」と驚きを示した。「ごみを細かく分別することで、処理が複雑にならずに済んでいる」と説明した。

また、「キッチンごみは水分が多く処理が大変であるため、多くの家庭でそのままごみ箱に捨ててしまうが、日本では厳格な分別が定められており、キッチンごみもまず処理してからごみとして捨てる」と解説。「この処理を怠るとごみ収集員はごみの回収を拒否するため、ごみがずっと家の入口に置かれたままとなりとても恥ずかしいことであるため、みなきちんと処理をする」と紹介した。記者は「良い習慣を培うためには、制度と自律性の両方が不可欠だ」としている。

同記者はこのほか、東京の中央防波堤埋立処分場やとよたエコフルタウンなどを見学したそうで、企業や政府の資源再生にかかる管理の徹底ぶりや、先進のエコ技術に感じるところが多かったようだ。(翻訳・編集/山中)