福島原発に入った水中ロボットが3日間の調査任務を完了し、3号機内で初めて燃料デブリと思しき写真を撮影した。写真によると、3号機の格納容器内には、高さ約1メートルの大量の堆積物があり、炉心溶融により形成された燃料デブリの可能性が極めて高い。これが証明されれば、福島原発の廃炉作業にとって、節目となる一歩になる。科技日報がBBCの23日付けの記事を引用し、伝えた。

2011年3月の大震災で、福島原発は1986年のチェルノブイリ事故以来、世界で最も深刻な原発事故を起こした。福島第一原発の1−3号機で炉心溶融が発生し、容器内の燃料が漏洩した。地震と津波、放射能漏れにより20万人以上が故郷を離れ、2万人弱が死亡または行方不明になった。

日本政府と福島原発の運営会社である東京電力は、廃炉作業に数十年が必要としているが、今夏にも燃料デブリの取り出し方針を固めたいと表明した。方針を定める科学者は、各原子炉の燃料デブリの具体的な位置と破壊状況を事前に把握しなければならない。しかし放射線量が高いため、ロボットの活躍が期待されてる。

今回3号機に投入された水中ロボット「ミニマンボウ」は、長さ約30センチ、直径約13センチとコッペパンのサイズしかない。照明装置と5枚のスクリューを搭載し、水深6メートルを遊泳できる。2台のカメラと1台の放射線量計測器を使い、3号機の格納容器内で重要データを収集する。

東京電力の広報担当者によると、ミニマンボウは3号機の中心エリアで大量の堆積物を撮影した。これは炉心溶融による金属と核燃料のデブリに似ており、一部の残骸は格納容器底部の制御バー周辺の氷柱に非常に似ているという。ミニマンボウは放射線量計測器を取り付けていなかったため、これらの堆積物が燃料デブリであるかについては、さらなる分析と確認が必要だということだ。(提供/人民網日本語版・編集YF)