2017年8月7日、瞭望シンクタンクによると、2017年に入って以降、中国のレアアースが大幅に値上がりしている。

レアアースはハイテク産業や兵器産業には欠かせない資源だが、2017年以降、プラセオジムやネオジウムの価格が43%上昇した。6月に入ってからも勢いは衰えず、2カ月足らずの間で急激に値上がりし、中国の関連株も上昇している。

中国は「レアアース王国」とも呼ばれるほど資源が豊富で、世界全体の大部分を占める。故・トウ小平氏も、「中東には石油がある。中国にはレアアースがある」とし、その重要性を指摘していた。

レアアース消費大国の日米欧など西側諸国は中国にレアアースを独占されることを強く懸念し、日米欧など先進国の貿易や企業がレアアースの国際価格を完全に掌握するようになった。

レアアースの過剰な採掘や不当に低い価格での輸出は戦略的資源の流失、環境破壊を招く。中国はレアアースの輸出規制を試みたが、世界貿易機関(WTO)に「ルール違反」とされ、輸出枠の撤廃に追い込まれた。

しかし、中国が徐々に発言権を強めている。中国政府は近年、業界秩序の回復や関連企業の統廃合、海外資源の開拓に着手、レアアースの戦略的備蓄を行うなどの施策を採ることで、国際的なレアアース市場での発言権を高め、環境保護などを理由に採掘や輸出を制限しつつある。

記事は、「レアアースは不当に安い価格で売る状況にはなくなった。もう日米欧の好きにはさせない」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)