2018年4月17日、米華字メディアの多維新聞は、中国保有の米国債が増加していると伝えた。

記事は、米ブルームバーグ・ニュースの報道を引用。米国財務省が16日に発表したデータによると、2月の中国保有の米国債は85億ドル(約9095億円)増加し、1兆1800億ドル(約126兆2600億円)に達し、米国債保有残高1位だったと報じた。

2位は日本で、1月の1兆700億ドル(約114兆4900億円)から2月は1兆600億ドル(約113兆4200億円)に減少した。

報道によると、中国の米国債保有残高は過去6カ月で最大の増加となった。世界の2大経済大国間の貿易摩擦の中でも、米国資産には魅力があることが明らかになった形だ。

これより前、ブルームバーグ・ニュースは、中国が米国債の購入を控える可能性に言及しており、中国の一部高官も米国債の購入の見合わせを提案していたという。しかし、中国財政部の朱光耀(ジュー・グワンヤオ)副部長は、米国CNBCに対し、「中国は短期的には米国債を減らす意図はない」と答えていた。

また、一部で「中国にはほかに魅力的な投資先がないため、米国による大規模な米国債売却は現実的ではない」との見方も出ていたという。

コロンビアのCBSも、「中国は国内の金融安定のため、大量の米国債を保有しておく必要がある」と分析。米国債は世界で最も安定した資産とみなされているからだという。フランスのナティクシスの首席経済学者・Joseph LaVorgna氏は、「中国は米国債市場の深さと透明度を好んでいる」と分析している。(翻訳・編集/山中)