新型コロナウイルス感染症が経済にもたらす影響に対応し、個人消費に対する消費者の自信を高めるため、中国各地では3月から大規模な商品券の配布が実施されています。現在までに総額300億元(約4600億円)を超える商品券が配布されており、商品券を使った消費が新たなトレンドになりつつあります。

商品券の利用対象となる業界は広く、需要の所得弾力性が高い観光、フィットネス産業から、外食、アパレルなど日常生活と密接につながる産業も含まれています。配布される商品券の総額も度々過去最高を更新し、特に浙江省や湖北省、江蘇省、北京市などではいずれも1億元(約15億円)を超えました。

商品券の配布は消費を刺激する上で著しい効果を上げています。北京大学光華管理学院の計算によると、補助金1元当たり3.5元から5.8元の消費を創出できるということです。

また、商品券の配布は実店舗、特に規模の小さな店舗に恩恵をもたらしています。中国の決済サービス大手「支付宝(アリペイ)」の統計によると、小規模小売店が商品券配布の最大の受益者となっており、商品券の9割が小店舗で使われていることで、小規模小売店の売り上げは7割以上増加し、新型コロナ発生前の水準を上回ったということです。(提供/CRI)