2020年12月24日、韓国・聯合ニュースによると、新型コロナウイルスの影響で家計は生活苦、企業は経営難となり借金が増えたのに加え、不動産・株式投資資金の借り入れも急増した。その結果、民間(家計・企業)の借金が国の経済規模の2倍以上に達し、過去最大を記録したという。

韓国銀行の報告書によると、7〜9月期末現在、民間部門の信用(家計・企業の負債)は名目国内総生産(GDP)の211.2%と集計された。4〜6月期(206.9%)より拡大しており、1975年に関連統計を開始して以来、最大値を記録した。前年同期(194.7%)との比較では16.5ポイントの拡大だった。

家計の負債は7〜9月期末現在、1682兆1000億ウォン(約158兆円)で、前年同期比7.0%増加した。住宅担保貸付とその他(信用貸付含む)がそれぞれ7.2%と6.8%増加している。一方で可処分所得は1年間でわずか0.3%の増加にとどまっており、可処分所得に対する家計負債比率は171.3%に上昇した。統計作成を始めた2002年10〜12月期以来、最高記録だという。企業の負債は1332兆2000億ウォンで、前年同期(1153兆ウォン)比15.5%増加した。

家計の借金の増加により、借主の所得に対する負債比率(LTI)は7〜9月末現在、平均225.9%で、前年同期比8.4ポイント上昇した。所得水準別のLTIを見ると、低所得者 (328.4%)が絶対的に高いだけでなく、前年同期比の上昇幅(15.5ポイント)も最大だった。中所得者、高所得者の上昇率は8.6ポイントと7.1ポイントだった。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「こんなに借金が多いのに、不動産価格がまだ上がる?」「家計の借金が可処分所得比1.7倍にもなるなら、日本と同じ道をたどるのでは」「増えるのは借金、減るのは所得、無くなるのは雇用」「所得主導成長ではなく、借金主導成長だな」「この政権は不動産価格の高騰を抑えられず、借金を増やすばかり」「この国がもっと崩壊する前に、大統領を弾劾すべき」「最低でも、あれだけ悪く言っていた朴槿恵(パク・クネ)政権よりましな政権になると思ったのに。今のところ、どこもいい所がない」など、悲観の声と政権批判のコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)