新華社はこのほど、2020年に米国で発生した4人以上が死傷する銃を用いた犯罪が過去最多になったと報じた。記事は、「民衆の不安が高まった」などと論じた。

米国紙「USAトゥデー」が、非営利団体(NPO)であるガン・バイオレンス・アチーブ(GVA、「銃暴力記録」の意)のまとめとして、米国では2020年に銃を用いた犯罪が前年比49%増の611件と、過去最多になったと報じたという。死者は513人で負傷者は2543人に達した。

また、2019年までは米国で1カ月間に発生する銃を用いた犯罪が53件を超えたことがなかったが、20年5月から10月までは、銃を用いた犯罪が毎月50件以上派生しており、うち6月は95件、7月は88件だった。

記事は、「20年には米国における銃器の販売数が過去最高記録となり、民衆の公共の安全に対する不安が高まった」と紹介。米連邦捜査局(FBI)が、銃購入に関連して実施した背景調査の対象は、前年比40%増の延べ3970万人に達したという。

記事は、米国の犯罪学専門家の見方として、20年に米国で銃を用いた犯罪が激増したことには、新型コロナウイルス感染症の流行が大きく関係していると紹介。失業が深刻になり、暴力的な抗議活動も広がり、多くの若者にとってはすることがなくなった。また、感染症流行により、多くの飲食店や映画館が閉じられたことで、家庭内や仲間内での銃を用いた犯罪がしばしば発生したという。(翻訳・編集/如月隼人)