2021年3月29日、観察者網は、アシックスが中国のSNS上で「新疆綿支持」を発表したことについて、本社が「許可を受けずに出したもの」と否定したことを報じた。
記事は、アシックスの中国法人が25日、微博(ウェイボー)の公式アカウントで新疆ウイグル自治区産の綿を引き続き使用することを明らかにするとともに「一つの中国の原則を堅持し、国の主権や領土の完全性を断固として守り、中国をおとしめるような一切の行為に断固反対する」というメッセージを発信したと伝えた。
そして、ウイグル族に対する人権問題を理由に新疆産の綿の使用を取り止める外国企業が相次ぐ中で示されたアシックスの「態度」に、多くのネットユーザーから称賛や感謝の声が寄せられたとした。
一方で、豪ABCの報道として、日本のアシックス本社が28日に緊急会議を開き、会議後に広報担当者が「中国の微博公式アカウントが発表したコメントは、事前に本社からの許可を得ていないものであり、会社としての立場を示すものではない」と語ったことを紹介。また「コメントは、同社の中国人従業員が書いたものだ」という消息筋の話も併せて伝えている。
記事は、同社の発表があった翌日の29日に、同ブランドのアジア太平洋地域におけるイメージキャラクターを務めていた俳優・李易峰(リー・イーフォン)氏が同社との契約を打ち切ることを発表したと説明。
このことについて、中国のネットユーザーは「だったら中国から出ていけ」「日本人は手練手管に長けている」「日本企業ってこういうちょっとした配慮が本当に足りない」「言っていることがブレまくり」「『お前らどうせ結局は買うんだろ』っていうなめた考え方を持ってそうだ」「25日のコメントを見てアシックスのシューズを3足も買ったのに…」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻)