中国メディアの新華網は8日、「核汚染水を海洋放出するか、日本が決定へ」と題する記事を掲載。中国のネット上では反対の声が多数上がっている。
新華網の記事は、「菅義偉首相が7日に全国漁業協同組合連合会の岸宏会長と首相官邸で会談し、福島第一原発の処理済みの核汚染水を海洋放出することに理解を求めた」と報道。菅氏が近日中に海洋放出するか否かを決定する見通しであると伝えた。
また、菅氏が「専門家の提言から、海洋放出が最も良い方法であり、これを基に処理方針を決定したい」との考えを示した一方、岸氏が「漁業界の海洋放出反対という立場は全く変わっていない」としたことを説明。菅氏が6日に出演したテレビ番組でこの問題について「いつまでも先送りできない」と話していたことにも触れた。
そして、「日本政府が昨年10月に海洋放出を検討していると報じられた際には、日本漁業界および周辺国から反対の声が相次いだ。韓国漁業界からは、ひとたび汚染処理水が放出されれば国際社会と連携して強硬な措置に出るとの声が出ていた」とも伝えた。
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上でも反響が大きく、ネットユーザーからは「海はつながっている。日本だけで決めていい問題じゃない」「自国の中で理解を求めてどうする。周辺国には?」「中国は周辺国と協力して反対すべき。放出すれば制裁を」「もうとっくに放出しているに違いない」「海洋放出するに決まってる。お辞儀をすればすべておしまい」「日本人は競技場にごみを捨てないが、核汚染水は世界にばらまく。この素養を称賛する人がいるだろうか?」「過去には細菌兵器、今度は核汚染水。大したもんだな」など、批判や皮肉の声が相次いでいる。(翻訳・編集/北田)