2021年5月28日、韓国・京郷新聞によると、韓国で初めて、国土交通部の承認を受けた「ペット同伴チャーター便」が運航された。

記事によると、犬の保育園などを運営しトレーニングなどを行っている団体「Furryfriends」が、14日から2泊3日で「ペット同伴、済州(チェジュ)島キャンプ」を実施した。20組18頭の愛犬と飼い主が参加し、ソウル・金浦(キンポ)空港から済州(チェジュ)島へ向かったという。

韓国ではペットの犬の飼育人口が1500万人に迫るが、愛犬同伴で訪問できる場所は限られている。飛行機に乗せる場合、航空会社によって違いはあるが、規定の重さ以内ならケージに入れて客室に持ち込むことができるものの、座席の下に置かなければならない。重さが規定以上の場合は貨物として輸送される。ただし、チワワやパグなど短頭種の犬は貨物としての搭乗も不可能となっている。短頭種は鼻腔が小さいため飛行機に乗ることでストレスを感じ、窒息死するリスクも高いためという。

しかし今回のチャーター便は、犬たちも飼い主と一緒に客室に乗り込んだ。搭乗のために社会化教育を受けてきた犬たちは、飛行機のエンジンの音や初めての環境の中でも、皆おとなしく座席に座っていたという。以前に愛犬の貨物としての搭乗も断られ、飛行機での済州島行きを断念した経験があるという飼い主は「一緒に並んで座って飛行機で済州島に行くなんて、夢のようです」と喜びを語ったという。

今回のキャンプは、Furryfriendsのキム・ジヨン代表が3年間の努力の末に実現させたものだという。訓練士らと共に犬の客室内搭乗安全マニュアルや提案書などを用意し航空会社にコンタクトを取った結果、ハイエアが応じた。ハイエア側は「愛犬との旅行人口が増えているだけに、需要があれば毎週でもチャーター便を運航する計画だ」と話しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「すごくすてき」「幸せだね」「ペット専用機なら問題ない。人間のように座席を取るなら航空会社も赤字にはならないし」「犬が怖い人もいるけど、このケースのように、犬用の飛行機を別に飛ばしてくれるならいいと思う」「ずっと運航してほしい。貨物輸送中に何かあったらと思うと家で留守番させることになるが、それだと胸が痛むし。一緒に旅ができるならすごくいいよね」「共存する世の中への発展。すばらしいことだと思う」「時代の流れに乗って多様な商品が出てくるのはいいことだ」など、好意的な声が多く寄せられている。

一方で「座席に毛がつく」「その後、その飛行機には乗りたくない」「アレルギーの人がいたらどうするの?」などの反対意見も上がっている。(翻訳・編集/麻江)