2021年6月7日、中国メディアの頭条新聞は、中国のATMで振り込め詐欺を警戒した警官の忠告を無視した女性が、詐欺被害に巻き込まれた可能性があると報じた。

記事によると、中国国内にあるATMで5月31日、お金を振り込もうとする女性に対して警察官が「振り込め詐欺ではないのか」と注意喚起し、振り込みを思いとどまるよう促した。これに対して女性は「あんたたちには関係ない。私のお金であってあんたたちのものじゃないんだから。だまされたならだまされたでいい。本望だ」などと声を荒げて反発、警察官に対する再三の忠告を無視して振り込み操作を続けようとした。

当時の様子を撮影した動画では、ATMボックス内で操作する女性に対し、男性警察官がボックスの外からしきりに声を掛ける様子が見られた。忠告を聞かずに操作を続けようとする女性に対し警察官がやや焦りを見せる様子もうかがえ、2人が激しく言い合う場面もあった。最後は女性が「もう行くわよ」と言い捨ててATMを離れたが、この時点で実際に振り込んだかは分からない。

記事は、動画が撮影された翌日の6月1日にネット上で、この女性が20万元(約340万円)の詐欺被害に遭い、警察に通報したとの情報が流れたと紹介している。

この件について、中国のネットユーザーは「それだけ言ったのなら、警察に通報するなよ」「恥ずかしくないのだろうか」「だまされて本望だと言ってるのに、なぜ通報する」「本人にこの録音を聞かせたら、どんな反応をするのだろうか」「友人の妻も同じ感じだった。友人から『振り込め詐欺じゃないのか』って言われたのに全く信じず、2人でけんかを始めた」「実際に自分自身で教訓を得ないと学ばない人って、確かにいるよな」「まったく、警察官もお疲れさまだよ」といった感想を残した。

また、女性に対する意見が多数を占める中で「まあ、一番悪いのは振り込め詐欺の犯人なんだけどな。そこは忘れちゃいけない」と冷静に意見するユーザーもいた。(翻訳・編集/川尻)