2021年9月30日、韓国・デイリーアンによると、「韓国の軍需産業の規模は目覚ましい成長を遂げているが、先進国との格差はいまだ縮まっていない」との分析結果が発表された。

記事によると、全国経済人連合会が韓国軍需産業の競争力の変化について分析した結果、韓国の国防力は1953年の朝鮮戦争休戦協定締結後から質的、量的に大きく発展した。2020年の国防費は1953年と比べて約244倍に増加し、世界10位へと飛躍。また、兵力、戦争持続力、国土面積などさまざまな項目を総合的に判断しても、現在の韓国の軍事力は世界トップ10内に入るという。

軍事情報サイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2021年版の世界軍事力ランキングで、韓国は欧州の主要国を抑えて6位に入った。ランキングの発表が始まった2005年の14位から8ランクも上昇したという。

韓国の軍需産業もまた、経済的、産業的な規模の面で大きく成長した。軍需産業企業全体の売上高は2001年の3兆7013億ウォン(約3500億円)から2019年には13兆9431億ウォンに約3.8倍増加したという。

質的指標の1つである国防科学技術力もここ10年で成長を続けており、2015年以降は米国の80%水準で世界9位を維持している。ところが、発展を遂げたにもかかわらず、先進国との格差は縮まっていない。米国が不動の1位を守っており、フランス(2位)、ロシア(2位)、ドイツ(4位)など西欧の強大国との格差も維持されている。最近では、中国が潜水艦や第6世代戦闘機の開発など軍備増強を進め、順位を上げている。また、軍需物資の輸出規模も成長を続けているものの、いまだ他国からの兵器輸入量の方が上回っているという。

さらに最近では、韓国の軍需産業の成長の勢いが弱まりつつあるとの指摘も出ている。全国経済人連合会のキム・ボンマン国際協力室長は「短期的に輸出対象国のさまざまな要求を満たしつつ、長期的には海外企業に対する韓国の競争優位性を確保していかなければならない」と強調したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「6位なら十分」「韓国はすごい国だ。このまま自主国防の道に進もう」と現状に満足する声や、「技術格差があるのは制約のため。制約が解除されればすぐに追いつく」「韓国は制約さえなければ核も持てる技術力がある」「米国から独立できれば世界4位には入れるのに」などと原因を指摘する声が上がっている。

一方で「どんなに頑張ったところで核兵器を使われたら一発で終わり」「核を保有すればこんな心配をすることもない」「世界6位でも、大統領が常に北朝鮮にへつらい、お金を貢いでいたら何の意味もない」などの声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)