中国では1日から建国記念日にあたる「国慶節」の7連休が始まった。中国国営新華社通信系の参考消息によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストは2日付の記事で、「愛国映画が連休期間中の中国の映画館のスクリーンを占拠している」とし、「新たに上映された約10の映画のうち3が中国共産党成立100周年を記念するものだ」と報じている。

記事によると、その筆頭は、朝鮮戦争における中国人民志願軍の英雄叙事詩「長津湖」だ。

映画「長津湖」は、「長津湖の戦い」として知られる1950年冬に行われた米国が率いる国際連合軍と中国人民志願軍との残酷な衝突を描いた作品。中国は北朝鮮が米軍に侵略されるのを阻止するために参戦したとし、「抗米援朝(米国に抗い、北朝鮮を助ける)」を主に自衛のための行為とみなしている。

映画「長津湖」の脚本家の一人である黄建新(ホアン・ジエンシン)氏は、公演初日の舞台挨拶で、「この映画の目的は『中国をいじめることはできない』というメッセージを送ることだ」と述べた。

宣伝当局は、「この映画は結党100周年を祝う贈り物であり、中央の指導の下で、脚本を磨き上げるのに5年を費やした」としている。

映画「長津湖」は9月30日に封切られたが、興行収入はその前日の時点ですでに1億元(約17億円)を超えた。

映画「長津湖」を必ず見に行くという北京の男性(68)は、「中国は今、とても困難な時期にある。米国は中国の発展を食い止めようとしている。こうした時に、中国人が愛国心を持つことは本当に重要だ。私は私たちに力を与えてくれる英雄の物語が特に大好きだ」と話す。

国慶節の連休中に上映されている「主旋律映画(祖国をたたえ、民衆や英雄を賛美する映画)」には他に「我和我的父輩」などがある。(翻訳・編集/柳川)