Netflix(ネットフリックス)のオリジナルドラマ「イカゲーム」で登場人物が着用している緑色のジャージに、中国の俳優ウー・ジン(呉京)の着用しているものがそっくりだとして盗用の疑いを韓国メディアが報道。中国のネット上で物議を醸している。

世界中で注目を浴びている「イカゲーム」は、外から遮断された広大な空間に閉じ込められたワケありの人々が、456億ウォン(約42億円)の賞金を手に入れるため、命懸けで繰り広げるサバイバルゲームを描いた作品。主演俳優のイ・ジョンジェはじめ、ゲームに参加する人たちは全員緑色のジャージを着用しているが、これについて韓国の大学教授がこのほど、インスタグラムを通じて中国での盗用の疑いを指摘。5日には韓国の日刊紙がこの話題を報じている。

盗用疑惑を指摘した大学教授のインスタグラムの投稿には、「イカゲーム」のイ・ジョンジェと、中国の俳優ウー・ジンがそれぞれ、酷似したジャージを着用した写真を並べて掲載。中国の通販サイトではこのように、イ・ジョンジェの写真でユーザーを釣り、盗用した緑色のジャージを販売していると記している。

ニュースサイト大手・新浪(SINA)をはじめ中国メディアの報道によると、写真にあるウー・ジンの緑色のジャージは、2019年公開の映画「老師・好」で着用していたもの。色やデザインは「イカゲーム」のジャージとそっくりで、胸には「中国」の2文字が書かれている。このジャージは今夏の東京オリンピック開催時にも大人気となり、胸の「中国」にさまざまな言葉を付け加えたアレンジ写真がネット上に出回っていた。

中国のネット上では、このジャージ盗用疑惑の話題が一躍注目されて物議を醸している。さらに同教授が過去に、中国の民族衣装に韓服がルーツのものがあると発言したことも再び話題になり、批判の声が高まっている。

なお、ウー・ジン着用のジャージは映画「老師・好」のオリジナルではなく、過去に中国でよく見られた運動着の一つ。韓国メディアが報じる盗用疑惑について中国のネットユーザーからは、「何十年も前から中国人が着ていたもの。証拠はいくらでもある」「80年代生まれの人は、子ども時代にかなり高確率で着ていた」「子どもの頃、ジャージと言えばたいていこの色とデザインだった」といった声が上がっている。(Mathilda)