2021年10月7日、米華字メディア・多維新聞は、朝鮮戦争期の中国について描いた中国映画を見た台湾出身の女性が感動の涙を流したことを告白し、中国本土のネットユーザーから称賛を浴びたと報じた。

記事は、先月21日に「国慶節映画」として公開され、朝鮮戦争で国連軍と中国志願軍が戦火を交えた長津湖の戦いの様子を描いた映画「長津湖」が大ヒットしており、7日現在で興行収入が31億元(約540億円)を突破して、国慶節期間における最高興行収入記録を塗り替えたと伝えた。

その上で、台湾出身を自称し、現在上海に在住しているという女性が同作品を見た感想を紹介する動画を配信し、泣いて目と鼻を真っ赤にした顔で非常に感動したと語ったことを紹介。特に、作品中で登場する、壁に「必ず台湾を解放せよ」と書かれた横断幕が掲げられているシーンに感動したと述べ、「全ての中国人が見ることをおすすめする」としたことを紹介している。

そして、この紹介動画が中国版ツイッター・微博で急速に拡散し、多くの中国本土ネットユーザーから称賛を浴びるとともに「われわれを信じてくれ。必ず思い通りになる」「必ず台湾を取り戻す」「中国人の意志は血の通った生身の体を積み重ねてできている。いつの日か、何人たりともわれわれの意志を阻むことはできなくなる」といったコメントが寄せられたとする一方で、一部には「解放なんてただ叫んでいればできるというものではない」「この女性の発言は、中国本土で金を稼ごうとする輩(やから)の『合言葉』みたいなもんだ」という冷ややかな意見も見られたと伝えた。

記事によれば、この女性は中国本土の男性に嫁いだ台湾のYouTuber「台妹PK」さんとのこと。記事は「台妹PK」さんが昨年末、中国本土の「台湾統一」の狙いに協力していると台湾の与党・民進党関係者から批判されて物議を醸したと紹介。今回の件について台湾のネットユーザーからは「アクセス回数が欲しいためにどんどんおかしくなっている」「どうやら、金もうけのパスワードを手に入れたみたいだな」といった感想が出ていると報じた。(翻訳・編集/川尻)