2021年10月17日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が中国料理のジャージャー麺を発売し、ネットユーザーの間で話題になっていると報じた。

記事は、中国KFCがこのほど、昼間と夜の時間帯にジャージャー麺の提供を開始したと紹介。単品の価格は26元(約460円)、フライドチキンやドリンクなどとのセットは38元(約670円)前後となっており、ハンバーガーのセット価格と同水準であると伝えた。

そして、実際に食べた中国のネットユーザーからは「味は合格点だが、家で作ったほうがおいしい。そして値段がちょっと高い」との感想が見られたとした。また、あるネットユーザーからは、KFCが2003年に中国風甘味噌をソースに使った「北京風ツイスター」を発売して好評を博したことから、再び「昔ながらの北京風味」を持ち出してのヒットを画策したものではないかとの推察も出たと紹介している。

さらに、米国発のファストフード店による中国料理へのチャレンジに「(米国式フライドチキンの店であるという)初心を忘れるな」「だれかKFCを止めてくれ」といったツッコミも「もちろん出た」と伝えた。

その上で、KFCやマクドナルド、シェイク・シャックといった洋食ファストフードチェーンでは近頃、中国の消費市場にさらに適応すべく中国グルメ商品を次々と発売しており、マクドナルドはかゆに揚げパン、「中国式ハンバーガー」と称される「肉夾饃」を、シェイク・シャックは「糖葫芦」(タンフールー、果物の水あめがけ串)や北京風味シェイクを売り出しているとした。

一方で、同仁堂カフェなど中国本土の老舗ブランドが洋風テイストを取り入れた食べ物や飲み物を発売する動きも並行して起きているとし、中国と西洋の結合や、互いのエッセンスを取り込む動きが飲食業の発展トレンドになっているという食品産業アナリストの分析を紹介した。(翻訳・編集/川尻)