中国の食品メーカーで、日本のアマゾンなどでも商品が販売されている「三只松鼠(Three Squirrels)」をめぐり、中国で製品トラブルが相次いでいる。複数の中国メディアが15日付で報じた。

中国メディアの新聞晨報によると、今月13日、あるネットユーザーが「ネットで購入した三只松鼠のパンにカビが生えていた。包装は開けていない」と投稿。一緒にアップロードされた写真には、大きなカビのようなものが生えたパンが写っていた。

同社の製品をめぐっては、12日にも別のユーザーがライブコマースで購入したナッツが変質してカビが生えていたと訴えており、同社に連絡したところ「すでに開封しているので証明できず、賠償はできない」と言われたという。また、6日にも別のユーザーが同社の加工肉製品にカビが生えていたと写真付きで投稿していた。

同社はトラブルについて「カスタマーサービス部門が対応しており、現時点で原因は不明」としている。

新聞晨報の記事は、同社の製品をめぐるトラブル件数は「驚くべきもの」だとし、中国企業データバンク「天眼査」では各種の問題が400件以上に達していると伝えた。

また、中国メディアの九派新聞は、「同社は過去に何度も食品の品質、安全問題を起こしている」と指摘。同社への苦情件数は累計で1000件を超えており、今年11月だけでも虫卵(ちゅうらん)、プラスチック、ワイヤー、不明の物体など、さまざまな異物の混入事例が報告されているとしたほか、2020年には同社のポテトチップスから基準値を上回る発がん性物質が検出されたことがあるとも伝えている。

記事によると、同社は17、18年といずれも品質問題でIPO審査に通らず、19年7月に深セン証券取引所に上場した。日本のアマゾンや楽天市場でも「三只松鼠」で検索すると多数の商品がヒットする。(翻訳・編集/北田)