新型コロナウイルスの感染拡大で事実上のロックダウン(都市封鎖)となった中国上海市では、食料品を買いだめしようと多くの市民がスーパーマーケットに足を運んだ。こうした中、海外在住の中国人向け情報サイトに、「なぜ中国人が買いだめするのは野菜で、外国人は缶詰や瓶詰なのか」とする記事が登場。記事はその理由を「さまざまな調理法を持つ中国人にとって缶詰や瓶詰はあまりおいしくない」などと説明している。

記事によると、上海以外の都市でも突然の外出制限を心配して米や小麦粉、新鮮な野菜などを中心に少なくとも1週間分の食料品を買いだめする動きが見られるが、ネット上には「なぜわれわれは缶詰や瓶詰をストックしておかないのか」との声が寄せられた。

これについて記事は、「海外で感染症が猛威を振るった時、外国人は缶詰や瓶詰を必死になって買い込んだ」と指摘。また、生産大国である中国の1人当たりの年間消費量が欧米をはるかに下回っていることなどに言及した上で、「鮮度」「味」「賞味期限」の3点から中国で缶詰や瓶詰があまり人気がない理由を論じた。

記事の説明から、中国の庶民は「缶詰にされるより、早く市場に運ばれた野菜や果物の方が鮮度が高い」と考えているとみられ、「味」については「さまざまな調理法を持ち、火の扱いにも長けた中国人にとって缶詰や瓶詰はあまりおいしいものではない」のだそう。また、「賞味期限」について記事は「多くの中国人が『防腐作用のある何かが添加されているのではないか』と缶詰や瓶詰のすごく長い賞味期限に疑問の態度を取っている」と述べ、そうしたネットユーザーのコメントも紹介している。(翻訳・編集/野谷)