2022年4月15日、韓国・聯合ニュースは「ドイツのライプツィヒ大学に慰安婦像が登場し、学生に混じり授業を受けた」と伝えた。

記事によると、同大学日本学科のシュテフィ・リヒター教授とドロテア・ムラデノヴァ教授は今月12日から、第2次世界大戦時の慰安婦や徴用工の被害などについて、「ポスト植民地主義の記憶作業、多国籍女性主義」をテーマにした講義シリーズを行っている。7月5日まで隔週で行う予定で、学生や市民であれば誰でも参加することができるという。

12日の初講義は「慰安婦と東アジアにおける性的暴力:激戦の歴史、分けられた過去」がテーマで、同大学の学生と市民約70人、オンライン参加の約20人が参加し、質疑応答が飛び交った。また、慰安婦像も講義室の左側の真ん中の列に腰かけ、学生と市民に混じり聴講した。同慰安婦像は、昨年7月から9月にかけてドイツ・ミュンヘン都心に設置・展示されたドイツ国内では5番目となるもので、韓国と日本、ドイツの文化芸術家からなる団体「アート5」と、作者のキム・ウンソン氏、キム・ソギョン氏が貸し出したものだという。

慰安婦像は今後の講義にも参加する予定。さらに、学生らと共にライプツィヒ市内を回って市民らと交流する計画もあるという。

リヒター教授は「日本政府は日本が慰安婦体制に関与したことを否認している。また、右翼陣営は慰安婦募集は強制性ではなく『売春婦』だったと主張している。歴史に対して自負心を持たなければならないのに、教科書に自虐的な記述をしたら言行不一致になってしまう」と指摘し、「このような歴史否定に対抗するため今回の講義シリーズを企画した。慰安婦像はわれわれの象徴であり現実だ」と説明したという。

これを受け、韓国のネット上では「ありがとうございます。こういう動きが今後もっと増えますように」「本来は日本で行われるべきことなのに」「事実を隠し、歪曲(わいきょく)する日本にこれ以上の発展はない」「欧州の平和はドイツの反省と謝罪にある。東アジアの平和の日本の反省と謝罪が基本だ」「過去の出来事を反省し謝罪がしなければ、前に進むことができない。韓国もこの言葉ををしっかり胸に刻まなければならない」などの声が上がっている。(翻訳・編集/松村)