4月23日は「世界本の日」の呼称でも知られる「世界図書・著作権デー」だった。中国ではこの日が重視され、北京市内で第1回全民読書大会が開催され、またメディアも有名人が推薦する愛読書を紹介するなどした。北京冬季五輪のフィギュアスケート・ペアで金メダルを獲得した中国の韓聰選手は日本の羽生結弦選手の「伝記」を読んでおり、多くの人に推薦できるという。

中国青年報は23日、「世界本の日」の関連記事として、韓聰選手が推薦する書籍5冊を紹介した。うち1冊は、スポーツライターなどとして活動する野口美恵氏が著した「羽生結弦 王者のメソッド」を中国語訳した「羽生結弦:王者之道」だった。記事は簡単な書評として「羽生結弦の各団体段階の成長のきっかけを通じて、少年が苦しさを乗り越えて才能を発揮するようになった道を示す」と記した。

羽生選手は多くの中国人から愛されており、さらに中国人スポーツ選手からも、その実績や実力だけでなく、人柄のすばらしさを高く評価されている。

フィギュアスケートの韓聰選手は隋文静選手とペアを組んで、北京冬季五輪などさまざまな競技会で優秀な成績をおさめてきた。両選手とも羽生選手が大好きで、尊敬しているという。隋選手は取材を受けた際に北京五輪大会の際の羽生選手との交流について、羽生選手が歩みよって来て、ハグをして(演技の成功を)を祝福してくれたと紹介した。

羽生選手は北京五輪大会で、思い描いていた演技ができなかった。隋選手は羽生選手の様子を見て、「Please,please!(お願い、お願い!)」と言い続けた。「これからも滑ってください」の気持ちが、「お願い」という言葉になって口から出たという。隋選手は羽生選手の人柄について、演技に臨んでいる時などは別にして、普段は周囲の人に暖かさを感じさせてくれると説明した。(翻訳・編集/如月隼人)