2022年4月26日、環球時報によると、25日夜に北京で開かれた新型コロナウイルス感染症対策の記者会見で、北京市委員会宣伝部の徐和建(シュー・ホージエン)副部長は、4月26日から30日までの間、北京市に16ある区のうち11の区の住民に3回のPCR検査を実施すると発表した。北京市の人口の90%が対象になるという。

華中科技大学同済医学院の魏晟(ウェイ・ション)氏(公共衛生)は環球時報の取材に対し、大規模検査の決断は時機を得た必要な英断だとして、「早期に潜在的感染者を見つけて感染爆発を防ぐためには、全員のPCR検査が最も有効な手段だ。オミクロン株に感染後24時間で人に感染させた例もあり、従来の手法で感染者を特定した後に隔離していたのでは間に合わない。48時間、72時間などの短い時間に全員に対し複数回のPCR検査を行わなければ、オミクロンの感染スピードには追い付けない」と述べた。

同氏はまた、26日から30日の間に3回の検査を行うことについて、オミクロン株の潜伏期間は短いが、やはり個人差もあり、感染していたとしても体内のウイルスの量が少ないと検査で検出できないことがあると説明し、これまでの経験では、すべての感染者を発見するには2回から3回のPCR検査が必要だとした。

さらにPCR検査以外に人流の抑制も必要だとして、「全面的ロックダウンが必要とは限らないが、何も対策をとらなければ感染者は2日で2倍になる。適切に人流を抑制すれば、短期間で、比較的小さな犠牲でゼロオミクロンを実現できる」と述べた。

25日の記者会見によると、大規模検査期間中の北京市内では、エンターテインメントやスポーツ、展覧会などの大規模イベント、学生の校外での学習活動、個人の家を含む建設工事が停止される。また各企業は出勤率を下げ、リモートワークや時間をずらした出勤などを奨励する。(翻訳・編集/田口)