2022年5月5日、韓国メディア・アジア経済は、「韓国の若者に『日本風』の文化が浸透している」と報じた。

記事によると、最近韓国の若者の間では、「ギャルピース」をして写真を撮り、SNSに投稿するのがブームになっている。「ギャルピース」とは、下向きにピースサインを作り、手を前に突き出すポーズのことで、90年代に日本のギャルの間で流行していたもの。韓国ではアイドルグループ・IVEのレイがこのポーズをして写った写真が話題となり、他のアイドルにも広まったという。

また記事は、「日本のレトロ文化が韓国の若者の間で注目を集めたのは、『ギャルピース』だけではなく、コロナ禍以降に始まった『ニュートロ』(『新しいレトロ』、New+Retroの造語)ブームは、『シティ・ポップ』(City pop)ブームも招来した」と説明。「シティ・ポップ」とは70年代〜80年代の日本で流行した音楽ジャンルの一つで、都会的に洗練された雰囲気が特徴とされる。韓国では2010年代後半から「ニュートロ」ブームの登場と同時に、「シティ・ポップ」も人気を集め、多くのアーティストが「シティ・ポップ」を現代風にアレンジした楽曲をヒットさせてきた。

大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は、「『ギャルピース』の流行は日本の文化だからではなく、単にポーズ自体の魅力に若者が反応しているようだ」とし、「若者世代は国を意識するのではなく、単にやってみたいと思ったことを真似する傾向がある。日本の若者も同様に、気に入れば韓国の文化でも積極的に受け入れる。日韓の若者の間では『実用的な観点』が重視されている」と分析。

同じく大衆文化評論家のハ・ジェグン氏も、「日本風」の流行について、「韓国人は日本に対する反感が強く日本文化を全面的に受け入れにくい部分がある」としつつも、「両国は地理的に近く、日本文化は今でも世界的に影響力を持っているため、韓国の若者も少しずつ影響を受けている」と説明している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「日本人が韓国文化を好きなのは正常で、韓国人が日本文化を好きだと問題なの?」「隣国の若者と文化交流をするのは自然なこと」「流行を批判する方がおかしい」「周辺国の中で、法治主義、議会制民主主義をとっているのは日本と台湾だけだし」「シティ・ポップは名曲が多い」「口では反日を語っても、選ぶのは日本の物」「韓国人がどれだけ政治にあおられるのに弱いかというのがよく分かるよね」など、「流行して当然」との意見が多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)