日本の華字メディア・日本華僑報は6日、日本と中国の子どもを比較する文章を掲載した。

文章は、最近ネット上で中国と日本どちらの国の子どもがより丈夫かをテーマに論争があったと紹介。これは使い古されたテーマであり、日本のテレビ番組でも数年前に議論されたことがあるとした。その上で、日本滞在歴30年以上になる筆者の見立てとして、「日本の子どもが中国の子どもよりも丈夫だというのは事実だが、その理由については一言では説明できない」とし、「祖父母や親、学校、社会、風習の違いなどさまざまな要因が関係している」と分析した。

まず、学校について「日本の子どもはほぼ100%が中学校で部活に入っている」と指摘。通常の体育の授業もあるため、日本の子どもたちは学校で毎日のように体を鍛えていることになるとした。また、甲子園大会(全国高等学校野球選手権大会)に代表されるように、地域や全国で各種の大会が行われ、日本の子どもたちはそれに向けて常に準備をしていると説明した。一方、中国の学校については「学業重視の理念が植え付けられており、放課後もさまざまな塾に行き、帰宅しても山ほどの宿題が待っている。体を鍛える時間はなく、学校も親も生徒自身も体育教育を怠っていると言っても過言ではない。こうした環境で育った子どもたちは、体が丈夫であるはずはない」と論じた。

加えて、日本では小学校でもクラブ活動や体育の授業の他、水泳や遠足、旅行などのイベントが実施され、「自然を体感させるとともに心身を鍛えるようにしている」としたほか、中国とは異なる点として小学校では一般的に「給食」があり、「ただ食べるだけではなく、机や椅子を移動させたり、配膳を行ったり、食後の片づけを行ったり、掃除をしたりと、すべてを子どもたちが自分で行っている」と紹介。体育の授業やクラブ活動においても、準備や後片付け、掃除などは子どもたちが行っており、「身体を鍛えると同時に集団意識、チームワークを育んでいる」とした。

続いて、家庭環境については「中国では登下校の時に保護者が子どもを送り迎えする。自転車や自動車で校門前が渋滞するという奇妙な光景が思い出される。子どもを歩かせないのはもちろん、ひどい場合は子どものかばんまで親が持って運んでいる」と説明。「これは日本では考えられないことだ」とし、「日本の子どもは一人でランドセルを背負っている。書道や音楽の授業で必要な道具があればそれも自分で持つ。日本では大きなかばんを背負って首に定期券をぶら下げた小さな児童が電車やバスで通学する光景をよく目にする。われわれと比べれば、どちらの子どもの方がより丈夫で健康になるかは言うまでもないだろう」とした。

文章の筆者は、北京、上海、広州で行われた7〜14歳の子どもの発育調査で肥満や近視が多かったことに言及。「中国の子どもがひどい偏食で、目の保護にも気を配っていないことを表している。これは親や保護者が責任を持つべき問題であり、一人っ子を甘やかし、食べたい物を食べさせた結果がこうした状況に現れている」と指摘。「日本では親は絶対に子どもを甘やかさない。食事も子どもの成長に合わせるのが条件であり、学校給食は専門の栄養士がメニューを考案、栄養バランスを最適なものにしている」と論じた。

このほか、冬に子どもに厚着をさせる中国は「寒さから守ってはいても、子どもの体を鍛える機会は奪っている」と指摘。「日本の親は逆に薄着をさせ、中には短パンやスカートをはいている子どももいる。この光景は『日本人は自分の子どもにまでこんな仕打ちを』と中国人を驚かせたが、本当に問題なのは中国人の考え方だ。これは『ひどい仕打ち』とは全く関係がなく、日本人のやり方こそが真に子どもを愛するということなのだ」とした。

文章の筆者は最後に、日本と中国の子どもが共同でサマーキャンプを行った時のことに触れ、「イベントが終わった後、私たちは嘆かざるを得なかった。日本の子どもは我慢強さにしても素養にしても、完全に、そして楽々とわれわれの子どもを引き離していたからだ」とつづっている。(翻訳・編集/北田)