韓国で、多くの人が激怒している。同国在住のベトナム国籍とされる外国人が、販売用と思えるスルメを裸足で踏みつける動画を自撮りしてSNSに投稿したからだ。「イカゲーム」ならぬ、食べ物のイカを不潔に扱う行為だ。中国メディアの環球時報が13日、李文駐韓国特約記者の署名入り記事として報じた。

画面の手前には、多くのスルメが置かれている。一人の男性が、イカを裸足で踏みつけている。スルメを平らにする作業であるようにも見える。投稿には「過去の記憶」という文が添えられた。撮影場所は韓国南東部の沿海都市である慶尚北道(キョンサンプクト)浦項(ポハン)市内と分かった。同男性は2021年1月から、水産加工の作業の様子を示す動画の投稿を続けており、韓国に1年以上は滞在しているとみられている。

浦項市当局は12日になり、動画が撮影されたのはスルメを生産している企業ではなく、外国人船員の宿舎だったことが調査により分かったと発表した。市当局はさらに、裸足で踏まれたスルメが市場に大量に出回ることはなく、船員らが自分で食べるか、近くの市場で売るなどしていたと説明した。

しかし韓国人の怒りが静まることはなかった。韓国では今年初頭に、やはり慶尚北道内の食品加工会社で、従業員が靴を履いた足でスルメを踏んでいたことが発覚したため、「またも同様の事件が発生した」と世間が騒然としたという。

韓国メディアの「中央日報」は、「スルメを裸足で踏む」投稿について、大量ではないと言っても不潔に処理されたスルメが市場に流入したのは事実であり、動画に写っていた男性は食品を扱う際の衛生管理の基本である帽子や手袋の着用もしていなかったと指摘した。

ネットでは、「(スルメを)二度と食べる度胸はない」などの投稿も見られた。浦項市当局は、「動画に写っていた外国人男性を特定し、どの程度の量のスルメが市場に出回っていたかを調査中」と説明した。また、市関係者は「スルメを生産する企業の全てが非衛生的とは考えないでいただきたい。国民に安全な水産品を提供するために、企業に対しての徹底した検査を行う」と説明した。

記事は「イカは韓国人が最も好む水産品の一つであり、加工して作られたスルメは料理用に使うだけでなく、おやつや酒のつまみとしても食べられている」と説明した。(翻訳・編集/如月隼人)