台湾人タレントのリリー・テン(田麗)(55)が「中国台湾」と発言したことに台湾で批判の声が上がった。台湾メディアの自由娯楽が伝えた。

近年は中国での芸能活動が活発なリリー・テンは、このほど中国版TikTokの「抖音」にアップした動画で自身について「中国台湾出身です、台湾の阿里山です。阿里山の鄒(ツォウ)族です」などと紹介した。

自由娯楽の記事は「中国のネットユーザーからは彼女が『中国台湾』と語ったことに称賛の声が上がり、リリー・テン本人も『台湾は絶対に中国です』とコメントした」と報じ、台湾のネットユーザーから「人民元は本当にかぐわしい。国さえも捨ててしまうのだから」「台湾と中国は別の国だ」「対岸(中国)に行っちまえ」といった声が上がったと伝えた。

一方で、中国紙・環球時報は「リリー・テンの『中国台湾』という言葉が(台湾)島内の民進党陣営の敏感な神経に触れた」と報道。台湾のネットユーザーからは批判的な声が上がる一方で、「彼女がどう主張しようが、民進党寄りのメディアには関係ないこと」「台湾はもともと中国のものだ。彼女は本当のことを言ったまで」との声も出ていると紹介した。

なお、騒動後、リリー・テンはフェイスブックでメディアの注目に感謝を示した上で、「抖音はみんなで遊ぶ空間で、いい加減なニュースを作ってみんなの資源を浪費するところではありません。今関心を持つべきなのは民生、コロナ、治安、その他政府が未解決の問題でしょう?」とコメントしている。(翻訳・編集/北田)