2022年5月18日、日本政府観光局が発表した4月の訪日客数は13万9500人となり、約2年ぶりに10万人を突破した。新型コロナウイルス禍前の2019年3月に比べ95.2%減少した。政府は6月から水際対策を緩和し、1日の入国者数の上限を2倍の2万人に引き上げる方針。今後外国人観光客は増加が見込まれている。

月間の訪日客数が10万人を超えたのは20年3月以来、2年1カ月ぶり。国・地域別ではベトナムが最多で2万9800人。次いで中国の2万2400人、インドネシアの1万1700人の順。

観光庁は、外国人観光客の受け入れ再開に向け5月中に実証事業をスタートする。同事業は日本の旅行会社が参加者の行動を管理するパッケージツアーが対象で、米国、オーストラリア、タイ、シンガポールの4カ国から受け入れる。ワクチンの3回接種などを参加者の条件にし、あらかじめ決められた行程に旅行会社の添乗員が同行する。この結果を検証し、訪日客への対応を盛り込んだ事業者向けガイドラインを策定する。

岸田文雄首相は水際対策について、6月から主要7カ国(G7)の水準並みに緩和すると明言。斉藤鉄夫国土交通相も記者会見で「受け入れ元の安心安全にも配慮して実証事業を進める」と指摘している。(八牧浩行)