13日、中国のあるネットユーザーが、他の省市から北京市に入って自宅隔離される際、電子リストバンドを着用し、新型コロナウイルス発症の兆候がないか検査を行う必要があったと報告した。中国メディアの捜狐新聞は14日、中国のSNS・微博(ウェイボー)上で伝えた。

同ネットユーザーによると、リストバンドには24時間の体温測定やモニタリングなどの機能が搭載されており、入浴時、充電時以外は24時間装着する必要があるという。

14日、東方網・縦相視頻によると、関連する住民委員会は「昨夜、区内には緊急通知が夜の2時過ぎまで出された。自宅での隔離をする人はみんな(リストバンドを)着用しなければならない」と述べた。

北京市はこのほど、入・帰京に関する新たな政策が発表し、感染リスクの低い地区からの帰京であれば自宅隔離を課さず、規定時間内のPCR検査1回のみでよいとされていた。

捜狐新聞によると、北京市衛生健康委員会の職員は「他の中高リスク地区から帰京するには、自宅隔離を実施する必要がある。しかし、自宅隔離をする人が電子リストバンドを着用する必要があるという政策は発表されていない」としている。北京市12320(衛生部)ホットラインは、「自宅隔離者に電子リストバンドを着用するよう強制的に要求する通知は受けていない。(ネットユーザーが)属している地域コミュニティーの防疫要求かもしれない」と述べた。

中国のネット上では物議を醸しており、「この規定の法律的な根拠は?法律に基づいて政治を行うことは法治社会の基礎であり、勝手にやってはいけない」「私は法律の何条に国家が人権を尊重し、保障することが明文化されているか覚えていますけど」と国民の人権尊重を訴える声や、「犯罪をしたの?これ(リストバンド)は性犯罪者につけるものじゃないの?」「性犯罪者には付けないのに、一般人につけさせるんだね」「電子手錠をかけて家にいる、犯罪者?」と、韓国で性犯罪者などに付けられるGPS付き装置が新型コロナ隔離政策に違反した者にも付けられていることを想起し、批判する声などが上がった。(翻訳・編集/刀禰)