2022年7月20日、中国中央テレビ(CCTV)は、価格が天然ダイヤモンドの3分の1という人工ダイヤモンドがブームになっていることを報じた。

記事は、中国の証券取引所に上場している多くの人工ダイヤモンド企業が今年1〜6月期の業績予告を発表し、軒並み純利益が前年同期比で2倍前後となる見込みを示したと紹介。北京市内にある販売店では客足が絶えないとし、店の責任者が「昨年初めに上海で開店したところ市場の反応が良かったので、今年初めに北京でも店を開いた。北京の開店初月の業績は上海の初月の8.5倍だった」と語ったことを伝えた。

そして、人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同じ物理的、化学的特性を持っており、両者を並べて肉眼で比較したときに、見た目では何ら区別がつかず、色彩や明度も近似している一方で、価格面では天然ダイヤモンドの3分の1前後と非常に廉価であると説明。廉価であるが故に、一部消費者はなおも「偽物ではないか、人工物ということで将来価値が下がるのではないか」という理解の浅さからくる誤解を抱いているとした。それでも中国市場における人工ダイヤモンドの浸透率は2020年の4%から21年には6.7%にまで上昇し、25年には13.8%まで高まる見込みだと紹介している。

記事は、中国国内の人工ダイヤモンド主生産地域である河南省にある人工ダイヤモンド企業の販売担当者が「今年上半期の売り上げが約2億5000万元(約51億円)で、去年の同じ時期の2.8倍だった」と語り、他の企業からも「今度の元日納品分まですでに注文がいっぱい」「去年の生産量が10万カラットで、今年は40万カラットまで増える見込みだ」と話すなど、現地の盛況ぶりを伝えた。(翻訳・編集/川尻)