中国・上海市で、不倫現場から逃げようとして転落死した男性の遺族が130万元(約2600万円)の賠償を請求した。映像メディアの星視頻が28日付で伝えた。

報道によると、先日、夏明(シア・ミン)さんが不倫相手の李艶(リー・イエン)さんと6階のホテルの部屋にいたところ、李さんの夫である劉威(リウ・ウェイ)さんが知人を連れて乗り込んできた。慌てて服を着た夏さんは、窓の外にあったエアコンの室外機の上に逃げようとしたものの足を踏み外して落下し、死亡した。

事件を受け、夏さんの遺族は劉さんと李さんおよび不倫に協力した友人、現場となったホテルを相手取り、130万元の損害賠償を請求する訴えを起こした。一審判決では「夏さんは部屋が6階の高さにあること、窓から外に出ることの危険性を認識することができた。窓の外に出たのは夏さんの能動的な行為であり、劉さん、李さん(の行動)との法的な因果関係はない。遺族による賠償請求は根拠に欠ける」とした。

また、「ホテルの部屋の窓枠の高さは国の基準を満たしており、開口を制限する装置も取り付けられていたほか、注意を促す文言も記されるなど、ホテル側は相応の安全義務を果たしていた。遺族がホテルに賠償責任を求めることも根拠に乏しい」とし、遺族の訴えを退けた。遺族は控訴していたものの、このほど行われた二審も一審判決を支持した。

中国のネットユーザーからは「まさに自業自得」「判決は妥当。行動を起こすことができるすべての人は、自分の間違った行為によって生まれた一切の結果を受け入れなければならない」「自分が悪いのに相手のせいにしようとする。とんでもない」「死んだからといってその人に理が生まれるわけではない」「(夏さんは)負うべき代償を負っただけ」といった声のほか、「皆さん注意。こういうことする場合は高層階を選んじゃだめ」と冷やかす声も上がった。(翻訳・編集/北田)