仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は1日、「韓国人の平均寿命がここ10年でOECD(経済協力開発機構)第2位まで上昇したものの、韓国人は喜んでいない」と報じた。

記事によると、韓国保健福祉部がこのほど発表した「2022年OECD保健統計」で、韓国人の平均寿命はOECDの38の加盟国の中で日本に次いで2位だったことが分かった。韓国人の平均寿命は2010年は80.2歳(21位)だったが2020年には83.5歳と、10年で3.3歳延び、19ランク上昇した。

韓国紙・朝鮮日報によると、専門家は「韓国は地方にも診療所があるなど、公共医療の基盤が充実していること」「経済の持続的な発展により教育水準が向上し、健康への関心と知識が高まったこと」を理由に挙げた。

一方で、記事は「韓国の高度に効率化された医療システムは強みであるが、国が負担する健康保険システムで浪費が見られ、財政負担が増え続けているとの指摘もある」とし、急速に増える医療費や年金などが「長寿の呪い」と呼ばれていると紹介した。

また、「寿命が長くなっても健康な生活を長く楽しむことはできない」とも指摘。韓国統計庁のデータから、2020年の「健康寿命」(病気やけがなどで苦痛を受けた期間を除いた寿命)は66.3歳で2012年(65.7歳)と比べてほとんど改善されていなかったとし、「韓国人は83.5年のうち17.2年を病気やけがで苦しむことになる」とした。

記事はこのほかにも、「2020年の韓国人の肥満人口は37.8%で10年前(30.2%)より増えており、自殺死亡率は10万人当たり25.4人でOECD平均(11.1人)の2倍を超える圧倒的な1位だ」と伝えた。(翻訳・編集/北田)