2022年8月1日、台湾・聯合新聞網は、外国人観光客の入国を認め始めたにもかかわらず、日本に観光客が戻ってきていないと報じた。

記事は「各地の著名観光地や空港が人であふれ返り、熱波の襲来もあって今夏の欧州では観光のトラブルが頻繁に発生している一方、新型コロナで閉じた国境の門戸を徐々に開放しているアジアでは、航空便のキャンセルや荷物の紛失といったトラブルは少ないものの、観光客が依然として戻ってこない」と伝えた。

そして、米CNNの報道として、日本では6月に外国人の観光目的での入国が再開され、夏の観光シーズンを迎えているにもかかわらず、観光客の少ない状況が特に深刻であり、6月10日〜7月10日に日本を訪れた外国人観光客はわずか1500人で、コロナ前の2019年に比べて95%も少ない状況だと紹介。その背景として、日本の外国人観光客受け入れ再開の対象が現時点ではツアー形式に限られ、自由旅行目的の入国が認められていないこと、多くの場所でなおもマスクの装着が求められること、そして日本入国後に一定期間の隔離を必要することを挙げている。

さらに、コロナ前まで日本のインバウンド観光業における最大の顧客層だった中国本土の観光客が戻ってきていないことを指摘。中国本土では現在もなお出入国の門戸が基本的に閉ざされている上、本国人、外国人に関係なく中国入国時には厳格な隔離措置を受けなければならないため、海外旅行業が停滞状態にあるのだと説明し、日本だけでなくオーストラリア、タイ、シンガポール、韓国など中国人観光客に人気のあった観光国も同様の状況にあるとした。

記事は、現状では外国人観光客が少ない状況が続いているものの、日本を訪れたいと考えている人はなおも多く、ひとたび自由観光目的の入国を再開すれば「リベンジ性旅行」の効果によって観光客が戻る可能性は高いと伝えている。(翻訳・編集/川尻)