華為技術(ファーウェイ)関係者はタイのバンコクで19−21日開催の華為全聯接大会(ファーウェイ・コネクト2022)で、全世界のデジタル化推進のためにインフラ整備を重視することを明らかにした。同大会で発表された「ファーウェイ・エンパワー・プログラム」によれば、パートナーに対して今後3年間で3億ドル(約430億円)を投じて支援するという。

同社法人事業部の丁耘(リァン・ディン)総裁は、「産業界に力をもたらし価値を創出」と題した基調講演で、「デジタルトランスフォーメーションが企業をより深く支援すれば、絶え間なく変化する世界によりよく適応できる」などと論じて、ファーウェイはパートナーと密接に協力することで、顧客のデジタルトランスフォーメーションの進展を支援し、デジタルが持つ力を解放する考えを述べた。

ディン総裁によると、ファーウェイはデジタルトランスフォーメーションを、連結・コンピューティング・クラウドテクノロジーの3分野に大別して推進していく。個別の顧客が直面する「シナリオ」に応じて、より大きな価値を生み出す措置を提供していくという。

同社法人事業部の陳幇華(ボブ・チェン)副総裁は、個別の状況に対応するためには複数の技術協力が必要と説明。デジタルトランスフォーメーションの核心はデータの扱いであり、データをめぐる感知・伝送・保存・分析・処理をしっかり行うことがカギになると論じた。

データの扱いについては、同社のクラウドネットワークソリューションは「Easy(容易)」、「Agile(敏捷)」、「Simplified(単純化)」という特徴により「顧客の体験」をさらに向上させたという。

またファーウェイは、現在データ伝送について産業向けのF5G(第5世代固定ネットワーク)の応用実践の進化を模索している。すでに、光回線を応用した複数の製品やソリューションプランを発表し、産業各分野の生産力をさらに向上させつつあるという。

さらにデータストレージについて、ファーウェイは「データを中心とする」という理念により、生産・取引、データ分析、データ保護など6大シーンのために、信頼性が高く効率的なストレージベースを構築し、企業のデータ利用能力を向上させている。

「ファーウェイ・エンパワー・プログラム」は全世界に存在するパートナーを対象に、オープンラボや共同開発により、新たな技術を体系的に取得することを念頭に置く。また、ファーウェイICT学院やファーウェイ認定ラーニングパートナー(HALP)などの活動を通じての人材育成にも注力する。

ファーウェイは「ファーウェイ・エンパワー・プログラム」でより大きな成果を達成することを目的に、今後3年の間に全世界のパートナーに対して3億ドルを投じる。(翻訳・編集/如月隼人)