2017年7月19日、中国の俳優チェン・ダオミン(陳道明)が、量産されている荒唐無稽な抗日ドラマへの嫌悪感を再び語っている。新浪が伝えた。

素手で日本兵を裂いたり、手りゅう弾を投げて飛行機を墜落させたりと、この世の出来事とは思えないような場面がたっぷり盛り込まれた昨今の抗日ドラマは、すでに日本でも有名だ。映画「インファナル・アフェア」や「唐山大地震」など、数々の映画作品で知られる国民的俳優チェン・ダオミンがこのほどインタビューで、こういった抗日ドラマについて再び嫌悪感を示した。

チェン・ダオミンは今年3月、全国政治協商会議に参加した時のインタビューで、「歴史を改ざんした抗日ドラマには出ない」と語っていた。これに続いて再び口を開き、「歴史観がめちゃくちゃだ」と抗日ドラマを批判。「ああいう作品を見て育った人は、抗日兵士はおしゃれなレザーのコートを着て、自動拳銃を持ち、男は潘安(中国で古代美男の代名詞とされる文人)、女は柳如是(美貌で知られた明朝末期の詩人)のようだったと思うだろう」と語っている。

役者としての心構えについて、「観客にどんな“料理”を食べてもらうか、それは大切な問題だ。世の中への責任を自覚し、けじめを持たないといけない」とし、人を優しい気持ちにしたり、考え方のヒントを与えるような仕事をするのが理想的だと話している。(翻訳・編集/Mathilda)