2017年8月3日、香港映画界の名脇役として知られる俳優ン・マンタ(呉孟達)が、自分を盛り立ててくれた恩人のチョウ・ユンファ(周潤發)について語っている。自由時報が伝えた。

映画「少林サッカー」はじめ数々のチャウ・シンチー(周星馳)のコメディ映画に出演し、とぼけた味で名脇役として知られるン・マンタ。名優チョウ・ユンファとは、実はデビュー前の俳優養成所時代からの仲間であり、有名になったのもン・マンタの方が先だった。

ン・マンタはブレーク後、ギャンブルなどで作った借金で首が回らなくなった。すでに人気俳優になっていたチョウ・ユンファに泣きつき、借金を願い出た。ところが親友のはずのチョウ・ユンファは、「自分で解決しろ」と言い放って却下。それが原因でン・マンタは深い恨みを持つようになったという。

その後の長い低迷期を乗り越え、91年に香港版アカデミー賞「金像奨」で最優秀助演男優賞に輝いたン・マンタ。だが実はこの裏にチョウ・ユンファの働きがあったことを後で知った。チョウ・ユンファが監督に掛け合い、出演者にン・マンタを推薦していたのだという。真相を知ったン・マンタがチョウ・ユンファに謝罪したところ、「あの時に金を貸していたら、いいことは一つもなかった。ますますギャンブルにのめり込み、もう再起できないと思った」と言われたという。親友を救うため、あえて冷たい態度を取るという勇気ある行動をしたチョウ・ユンファについて、ン・マンタ自身が昔話として語っている。(翻訳・編集/Mathilda)