2019年10月9日、撮り直しが決まった女優ファン・ビンビン(范冰冰)主演の大型時代劇ドラマ「巴清伝」だが、同じく不祥事を起こした相手役の俳優ガオ・ユンシャン(高雲翔)の裁判も注目を集めている。

2017年に完成した「巴清伝」では、主演2人に相次いで不祥事が発覚。ファン・ビンビンは昨年、巨額脱税騒ぎを起こして世界中で話題になったが、ドラマ「ミーユエ 王朝を照らす月」の義渠王役で人気沸騰した俳優ガオ・ユンシャンも昨年、オーストラリアで女性への性的暴行疑惑が持ち上がり、現在も裁判が続いている。投資額が5億8000万元(約90億円)に上り、”アジア最高のぜいたくなドラマ”と話題になったこの作品だが、制作した唐徳影視公司が8日、約6000万元(約9億円)を追加して一部撮り直しを行うと発表している。

そんな中で9日、北京市第一中級人民法院において、唐徳影視公司がガオ・ユンシャンに6382万元(約9億6000万円)の損害賠償を求めた訴訟の第3回目の公判が行われた。ガオ・ユンシャンのスキャンダルでは「巴清伝」だけでなく、完成していた主演ドラマ「阿那亜恋情」も放送の機会を失しており、この2作品に及んだ被害を訴えたものだ。

なお、ガオ・ユンシャンは今年7月に妻で女優のドン・シュエン(董璇)と離婚。夫婦名義だった複数の会社はすでにドン・シュエンへ名義変更され、所有していた不動産も手放しているため無一文の状態で、もし勝訴しても唐徳影視公司が損失を取り戻すのは難しい状態だという。北京の裁判も弁護士費用はすべてドン・シュエンが支払っていることが明らかになり、ネットユーザーからは「見放せばいい」などと彼女を援護する声も多く上がっている。(Mathilda)