女子バレー中国代表の歩みを描いた映画「奪冠」のピーター・チャン(陳可辛)監督が、代表チームを率いる郎平(ラン・ピン)監督を演じた中国の女優コン・リー(鞏俐)の卓越した演技を「初めての経験」と大絶賛している。

国慶節(建国記念日)シーズンを迎える先月25日から公開されている「奪冠」は、映画「ラヴソング」「捜査官X」などで知られるピーター・チャン監督の最新作。中国代表が初めて世界を制した1981年ワールドカップの中心選手であり、かつては強烈なスパイクにより「鉄のハンマー」と恐れられ、現在は中国女子代表チームを率いる郎平監督を通じ、約40年にわたる女子バレー中国代表の歩みを描いている。

4日、「奪冠」の中国版ツイッター公式アカウントが、最新のメイキング映像を公開。この中でピーター・チャン監督は、台本3ページにわたるセリフを語る約4分間のシーンを、コン・リーがNGなしで演じきったと紹介。同シーンは2008年の北京五輪で、予選で敗れた宿敵キューバとの3位決定戦を控えた前夜の場面。スタッフともどもコン・リーの演技に完全に引き込まれ、「こんなシーンを撮ったのは初めての経験」と語っている。

ピーター・チャン監督は、「あの瞬間思ったのは、世界には2種類の映画監督があり、それはコン・リーを撮った監督と撮っていない監督。自分が前者であることを幸せに思う」と語り、コン・リーの圧倒的なパワーを最大限に称賛している。

同じく中国発の国際派女優で、デビューのきっかけも同じチャン・イーモウ(張芸謀)監督作品という縁もあり、ライバル視されることの多い女優チャン・ツィイー(章子怡)も中国版ツイッターを通じて、「奪冠」のコン・リーを称賛。コン・リーと郎平監督、その世界で最も傑出した女性同士の演技とストーリーに、心が震える思いがしたことを熱く書きつづっている。(Mathilda)