ドーピング検査を妨害したとされる中国競泳の孫楊(スン・ヤン)に対し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は22日、4年3カ月の出場停止処分を下した。最初の裁定では8年だった出場停止期間が短縮された理由について、中国中央テレビ(CCTV)が22日付で伝えている。

報道によると、CASは2018年9月のドーピング検査での孫の行為が「粗暴であった」ため、ドーピング検査を正常に完了することができなかったと指摘。国際水泳連盟のアンチドーピング規定に違反する行為に該当し、4年間の出場停止が相当と判断された。

孫は14年6月にもドーピング違反により3カ月間の出場停止処分を受けたことがある。国際水泳連盟の規定では、もし選手がアンチドーピング規定に2回違反した場合、出場停止期間が2倍になるとされている。昨年2月の1回目の裁定で孫に8年間の出場停止処分が下されたのはこれが理由だという。

しかし、今年1月1日に施行された国際水泳連盟の新規定では、2回目の違反についてそれぞれの状況に応じた判断が下されることになった。今回の裁定では、18年9月の違反での4年間に、1回目となる14年6月の違反時の3カ月が再度科される形で計4年3カ月の出場停止となったという。

出場停止期間は20年2月28日から起算されるため、24年5月28日までになる。現在29歳の孫にとって8年間の出場停止はほぼ選手生活の終わりを意味するが、4年3カ月に「減刑」されたことで24年7月に開幕予定のパリ五輪への出場の可能性も見えてきた。(翻訳・編集/北田)