東京五輪の卓球混合ダブルスで優勝した日本ペアの伊藤美誠を、対戦相手の中国の許昕(シュー・シン)が絶賛した。中国のスポーツメディア・新浪体育が26日付で伝えた。

26日に行われた決勝で水谷隼・伊藤美誠ペアが中国の許昕・劉詩雯(リウ・シーウェン)ペアを4-3(5-11、7-11、11-8、11-9、11-9、6-11、11-6)で破り、五輪卓球史上初の金メダルを獲得した。

試合後には涙を流した劉詩雯は、その後の会見でまず「日本には金メダル獲得おめでとうと言いたいです」と相手をたたえた上で、「私たちについては、受け入れるのが難しい結果です。スタートは良かったです。2-0とリードして、第3、第4ゲームもチャンスが広がりました。最後は、日本ペアが素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。特に第7ゲームは、後方でうまくボールを処理できませんでした」と振り返った。

許昕はターニングポイントとなったのは第3ゲームだとした上で、「第3、第4ゲームともに終盤でリードしました。最初のポイントは第3ゲーム、7-6でリードしたところ。スタートが良かったのでどうしても取りたいと焦りすぎてしまった。第4ゲームは調整しましたが、6-3とリードしても流れをつかみ切れず、相手に積極的な攻め、質の高いボールを許しました。第7ゲームも含めて、日本は全体的に私たちよりもしっかりしたプレーをしたと思います」と語った。

記者から「第7ゲームに何が起きたのですか?本来であれば第6ゲームを奪い返して、良い流れだったように見えるのですが、なぜ0-8になってしまったのでしょうか?」と聞かれると、許昕は「非常に困難な状況で1ゲームを取り返したことで、私たちの自信と勝利への信念が強くなったと思います。しかし、第7ゲームの序盤、日本は非常に思い切ったプレーをしてきました。彼らの質の高いリターンによって、私たちのボールの質が下げられ、相手の打ちやすいポイントに返してしまった。それに日本は第7ゲームの強打の命中率が非常に高かった。こちらも食らいつこうとしましたが、技術や戦術でそれをあまり発揮できませんでした」と話した。

また、「男子選手でもあなたのボールを打ち返すのに苦労するそうですが、相対した伊藤美誠選手についてどう評価しますか?」と聞かれた許昕は「伊藤選手は女子選手の中で世界レベルの選手で、多くの対戦を経験しています。彼女は徐々に私のボールに対応してきました。男子選手にも恐れずに戦える選手だと思いますし、特に強打の部分では、とても大胆で勇敢だと思います」とたたえた。(翻訳・編集/北田)