東京五輪で金メダルを獲得したタイの選手が金メダルの交換を訴えていることが、中国でも話題になっている。

報道によると、東京五輪のテコンドー女子49キロ級で金メダルを獲得したタイのパニパク・ウォンパタナキト(24)は「メダルの表面が剥がれた。とても大事なメダルで、交換してほしい」と訴えた。また、「とても悲しい。多くの選手が同じ問題に直面しているのではないか」とも語ったという。タイのオリンピック委員会関係者は交換するよう大会組織委員会に求める方針だという。

東京五輪の金メダルをめぐっては、過去に中国選手から同様の指摘が相次いでいた。トランポリン女子の中国・朱雪瑩(ジュウ・シュエイン)は8月24日に「金メダルの保護膜のようなものが剥がれた」と報告。一方で、「メダルはあくまで形で、重要なのはそこに至るまでの努力と勝ち取った栄誉」として交換は求めなかった。競泳男子200メートル個人メドレーで金メダルを獲得した汪順(ワン・シュン)も金メダルが剥がれたことを明かしたが、交換には言及していない。

中国紙・環球時報が大会組織委員会に問い合わせたところ、担当者は「コーティングはメダルに細かい傷やへこみ、汚れを生じさせないよう保護するため」と説明し、「コーティングを剥がしてもメダル自体の品質に影響はない」と回答したという。

中国選手の金メダルが剥がれた時も激しい反応を示していた中国のネットユーザーだが、今回のタイ選手の訴えについても「日本製もこの程度」「匠(たくみ)の精神はどうした?」「たとえ交換したとしてもまた剥がれるでしょ。せいぜいお辞儀して謝っておしまい」「これは日本人だけでなく、日本の匠の精神とやらを崇める中国人の横っ面もひっぱたいたな」「スマホの保護膜の方がよっぽど丈夫」「賭けてもいい。日本は絶対に自分たちの過失を認めない」など、日本側を批判するコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/北田)