フィギュアスケートの羽生結弦のコーチを務めたブライアン・オーサー氏の羽生へのコメントに、中国のファンたちも関心を寄せている。

羽生は今年2月の北京冬季五輪に、五輪としては初めてコーチ無しで臨んだ。オーサー氏が「彼についてはコメントしない」と語ったこともあり、不仲説が浮上するなど話題になっていた。

スポーツ誌「Number」は12日付でオーサー氏へのインタビュー記事を掲載。この中で、オーサー氏は羽生について「ユヅはプライバシーを大切にする選手なので、私は彼に関してのコメントには普段からとても気をつけている」とし、「彼の意志を尊重している。本人が一人で赴くと決めたことは理解できたし、問題はなかった。私は(他の教え子の)チャ・ジュンファンとジェイソン・ブラウンに対する責任があった。だから自分がこの大会に引率している生徒に関すること以外はコメントしないと言った」と説明した。

また、羽生の演技について「ショートプログラム(SP)のサルコウの不運な失敗がなければ、ユヅはフリーでももっと力を出せたと思う。全日本選手権で見せたような演技をしていたなら、全く違った結果になっていたはず。彼が結果にとても失望していたのは知っている」と語り、現在は羽生と連絡を取り合っていないことについても「この時期は、ユヅはアイスショーに集中しているので連絡が途切れるのは普通のこと。今後については、彼の決断を待っている状態」と述べた。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の羽生のファンアカウントがこの発言を紹介すると、中国のファンからは「そうだよ、なぜ全日本選手権で優勝した時のプログラムが、北京であんなふうになってしまったのか(泣)」「どうして中国では悪いことが起きてしまうの?」など、北京五輪での演技を残念がる声や、「羽生結弦の気持ちを知るものは今のところ誰もいないということか」「そう、ユヅはプライバシーを大切にする」「GOAT(Greatest Of All Time。史上最高の選手)は自分で決断する。そっとしておこう」「今後については羽生選手が思うままにしてほしい」「ユヅは自分の意見を持っている人だから、彼の決定と選択を尊重しよう」「どんなことがあってもユヅを応援する」など、羽生の動向に関する声が上がった。

また、「彼(オーサー氏)は何も知らないんだな」「この2年間羽生くんはカナダに行っていない。オーサー氏の発言から、彼がビジネスマンであることが分かる。彼のことは信用できない」「この時期は、ユヅはアイスショーに集中しているということ以外、彼の話は聞きたくない」など、とげとげしい声も散見されたが、一方で「彼は8年も羽生くんを指導してきたのだから、心痛まないわけはない。彼には別の教え子もいるのだし。これも彼なりの羽生くんへのリスペクトだと思う」「彼とユヅの関係について過度な詮索はしない方が良いよ。関係がどうあれ、10年も付き合っているんだから。ユヅはオーサー氏に感謝していると思うな」との声も出ている。(翻訳・編集/北田)