フィギュアスケートの羽生結弦の写真をめぐり、中国で騒動になっている。

発端は、このほど中国撮影家協会が行ったウインタースポーツの写真展の羽生の写真だった。写真は、今年2月20日の北京冬季五輪エキシビションのフィナーレで羽生が中国の金博洋(ジン・ボーヤン)と並んでスライディングをした時のもの。

この写真は羽生がクローズアップされており金の姿は写っていないが、写真説明に「演技が終わった後、日本の選手・羽生結弦の興奮は冷めず、もう一人の選手とアドリブを見せた」と記されていたことから、金を「もう一人の選手」と表現したことに不満を抱いたファンから批判が殺到した。

また、撮影したカメラマンが同じ写真をネットにアップした際の説明文には金の名前も記されていたものの展示の際に名前が消されたこと、もともと2人とも写っていたオリジナル写真から羽生だけを切り取って展示したことも明らかになり、「カメラマンに了承を得たのか?」「これが自国選手に対する扱いなのか」とファンの怒りを買った。

同協会は20日にSNSアカウントで「展示した写真の1枚について、説明が厳密ではないという問題があり、すでに修正いたしました。関心を寄せていただきありがとうございます」と報告したものの、ネットユーザーからは「謝罪もできないのか」「金博洋に公開謝罪せよ」「選手へのリスペクトを知らないのか」など、さらに批判が出ている。

騒動を伝えた中国メディアは「金も羽生もフィギュアスケート界で優秀な選手であり、2人はプライベートでも仲が良い。羽生も中国に非常に友好的だ」とし、本人たちのあずかり知らぬところで論争が起きていることを説明している。(翻訳・編集/北田)