2022年8月2日、中国のスポーツメディア・直播吧は、ともに中長期計画を立てている日本と中国のサッカーに存在する決定的な差について考察する文書を掲載した。以下はその概要。

「足球報」(中国の有名なサッカー専門メディア)がこのほど日中両国のサッカー発展計画を分析、比較した上で、日本サッカーに比べて中国の計画は実現状況に対する検討が欠けており、単なる「絵に描いた餅」になっていると指摘した。

E-1サッカー選手権開幕前、日本サッカー協会(JFA)は新しいサッカー国家戦略白書である「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan's Way」を発表した。これは1993年に発表された「百年計画」や「JFA2005年宣言」を踏まえ、日本サッカーの発展戦略を調整しさらに細分化したものである。そこでは2050年にワールドカップを再び開催し、この大会で優勝すること、男子の世界ランキングトップ10入りを果たすこと、サッカーを愛する人口を1000万人に到達させることが盛り込まれている。

18年のワールドカップでは日本代表は目標を達成できず、世界ランクも目標に届かなかったが、日本サッカーがアジアの超一流であることを否定する人はいないだろう。また、日本では草の根のサッカー文化推進、ユース体系整備が計画のもとで着実に進められている。そして大事なのは、JFAが単に計画を出すだけでなく、計画の実行を重視している点だ。年次報告では計画の完成度に対する詳細な分析が行われるとともに、目標を達成するための考察がなされているのである。

中国サッカーも日本と同じように中長期発展計画を出しているが、日本の計画の方が実現度が高い。まさにこの点が、中国サッカー発展計画において最も欠けている点なのだ。現在に至るまで、中国サッカー協会は発展計画で掲げた目標の実現度について詳細な分析を行っていない。その結果、プロリーグ体系はクラブの給料未払い、破産が相次ぐ状況で、大々的に推進しているはずの学校サッカーも、日本や韓国に比べて思うように取り組みが進んでいない。

中国サッカー協会は17年に「2020行動計画」を発表し、4年間の大型大会での成績目標や男女の世界ランク目標を明確に示すとともに、プロリーグ構造の整備を打ち出したほか、青少年サッカー人口の具体的な目標も掲げた。残念なのは、この行動計画の指標が未達であるにもかかわらず、協会が検討や反省を何ら行わないことなのだ。(翻訳・編集/川尻)