中国メディアの中国新聞網は9日、「ある国内のサッカーの試合が批判されトレンド入り、いったい何が起きたのか?」と題する記事を掲載した。

記事によると、問題となったのは7日に広東省で行われた第16回スポーツ大会のU-15(15歳以下)サッカー男子の決勝戦。後半20分過ぎまで清遠チームが広州チームを3-1でリードしていたが、その後、清遠チームの選手の動きが止まった。ゴールキーパーとディフェンダーの間でボールを回し、そのまま相手にインターセプトされて失点するなど、動きが明らかに不自然だった。

このほかにも、清遠チームの選手が何かを聞いた後、悔しそうにピッチを蹴る様子や、逆転された後も積極的に攻撃を仕掛けない様子も見られた。試合は結局、広州チームが5-3で勝利し、優勝を手にした。

試合後にSNSで映像が拡散されると、八百長の指示があったのではないかと炎上。サッカージャーナリストの董路(ドン・ルー)氏は「不可解な13分間」と試合後半の異常な状況を形容した。騒動を受け、中国サッカー協会はこの試合について調査を開始すると発表した。

記事は、「中国サッカーには最近、ポジティブなニュースが多かった。中国スーパーリーグは(コロナ禍で控えていた)ホーム&アウェーを復活させ、なじみの観客が試合を観戦できるようになった。7月のE-1サッカー選手権ではU-23(23歳以下)中心の選手たちが日本と引き分けた。内容的には力の差を見せられたとはいえ、勇気と気迫で勝ち点を獲得したことで、若い選手たちが自信を得た」と説明した。

その上で、「公式の調査結果がまだ発表されておらず、八百長かどうかを論じることは控える」としながらも、「中国サッカーの未来にとって、青少年サッカー事業は重要な役割を担う。それ(青少年サッカー)を混乱から遠ざけてこそ、中国サッカーの発展の助けになるのではないだろうか」と結んだ。(翻訳・編集/北田)