2022年8月16日、中国メディアの捜狐体育は、国際卓球連盟(ITTF)が中国の男子選手・樊振東(ファン・ジェンドン)の世界ランキングポイントについて、誤って差し引いていた1400ポイントを「返還」したことを報じた。

記事は、ITTFが16日に最新の世界ランキングを発表した際、ランキング規則の誤適用により一部選手のランクポイントを誤って差し引いていたことが発覚し、最新ランキングではこれらの選手にポイントを戻した上で、関係するすべての選手に連絡を行ったことを明らかにしたと伝えた。

そして、前回発表のランキングで昨年の東京五輪男子シングルス準優勝による1400ポイントが差し引かれていた樊についても、最新ランキングではこの1400ポイントが戻されて計6900ポイントとなり、世界ランク1位をキープしたと紹介した。なお、ポイントを差し引かれていた前回のランキングでも樊は1位だったため、ミスによるランクへの影響はなかった。

世界ランクは過去12カ月に出場したポイント対象大会で、成績の良かった最大8大会のポイントを加算して順位を決める。一方、ITTFが出場を義務付けている大会を欠場するとペナルティーが科され、積算対象となる8大会のポイントのうち最も低いポイントが、欠場した大会の0ポイントと強制的に置き換えられる。ただし、出場大会が8大会に満たない時点では置き換えは発生せず、8大会に達した時点で置き換えが発生することになる。

樊は7月にブタペストで行われたWTTチャンピオンズ(ヨーロッパ夏季シリーズ)を欠場した。この大会はITTFにより参加が義務付けられていたため、ペナルティーとして樊のランキングポイントに同大会の0ポイントが追加された。樊が過去12カ月に出場したランキングポイント対象となる大会は昨年の東京五輪を含めて4大会だったため、本来であればポイントの置き換えは発生しないはずだったが、ITTFがルールの適用を誤り、樊が出場した4大会のうち最もポイントが低かった東京五輪の1400ポイントを今大会の0ポイントに置き換えてしまった。

この件について、中国のネットユーザーからは「烏合の衆による無責任な仕事」「ランキングスタッフの規則に対する理解が不十分だったのか?」「毎月1回ちゃんと大会をやっていた頃が懐かしいよ。今やコンスタントに大会が開催できない上に、雑な仕事でポイントを差し引いたりしちゃうんだから」など、ITTFやITTFの傘下組織として国際大会を運営するWTTを批判するコメントが目立った。(翻訳・編集/川尻)