米国のフィギュアスケート選手イリア・マリニン(17)が国際大会で史上初めて4回転アクセル(4A)を成功させたことを中国メディアも大々的に報じた。

マリニンは14日に米ニューヨーク州レークプラシッドで行われた国際スケート連盟(ISU)公認大会のUSインターナショナル・クラシックの男子フリーで4Aを成功させた。

中国メディアの北京青年報は「羽生結弦から刺激を受け、マリニンが試合で4A跳ぶ」と題する記事を掲載。4Aについて、「現在の6種類の(4回転)ジャンプの中で最も難度が高い。他のジャンプよりも半回転多く回らなければならないため、さらに高く跳ぶことが求められる。また、アクセルは唯一、前向きに跳ぶことが求められ、ブレードが滑りやすいことも難度を増している」と説明した。

そして、マリニンの4Aには1点の出来栄え点(GOE)が付き、12.5点の基礎点と合わせて13.5点を獲得したことを紹介した上で、マリニンが試合後のインタビューで「素晴らしい感触だった。練習ではタイミングの取り方が分かるけど、試合でそれをやるのは別。緊張やプレッシャーがそれを阻むから」「3〜4月に本格的にこの技に磨きをかけ始めた。(羽生結弦さんから)刺激を受けた」と語ったことを紹介した。

一方、中国メディアの中国青年報は「羽生結弦がかつて挑戦した4A、彼が成功させた」と題する記事を掲載。米紙ワシントン・ポストの報道を引用し、「彼は練習でこのジャンプを成功させていたが、本番で成功すると会場の観衆からは大きな歓声が上がった」と説明。現在、プロのフィギュアスケーターとして活躍する羽生さんが今年2月の北京冬季五輪で4Aにトライしたものの、残念ながら転倒したことを伝えている。

このほかにも、中国メディアの斉魯晩報は「米国の17歳のフィギュアの新星が4Aへの挑戦に成功」と題して伝え、羽生さんの北京でのジャンプは転倒して回転不足と判定されたものの初めて4Aと認定されていたことを紹介した。(翻訳・編集/北田)