2017年7月21日、韓国・東亜日報は、来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪まで200日余りとなる中で、韓国人観戦客の現地の宿泊施設探しが困難を極めていると伝えた。

記事が冒頭紹介したのは、五輪期間中の宿泊予約をしようとした韓国人に対する平昌のあるペンションの返答。「韓国人ですか?予約は受け付けていません。うちは外国人の団体にしか対応しません」というものだ。客側はどうにかならないかと食い下がったが、「ツイン10室以上を1カ月間丸ごと借りるならOK。料金は1泊50万ウォン(約5万円)」と、「無理難題」を返されたという。

どうやらこうした条件はこの施設に限ったことではないようで、同じ平昌のペンション経営者も、「五輪とパラリンピックの50日間、ペンション全体を丸ごと借りてもらわないといけない。外国人選手団や五輪関係者の問い合わせがたくさん来ており、1〜2泊単位の韓国人客は受けない予定」とし、「周りの動向を見ながら、1泊50〜60万ウォン(約5万〜6万円)はもらう考えだ」と話している。通常、平昌と近隣の都市・江陵(カンヌン)のペンションやモーテルの宿泊料は、オフシーズンで1泊4万〜6万ウォン(約4000〜6000円)、ピーク時でも8万〜15万ウォン(約8000〜1万5000円)台だ。

江陵でも比較的大きなモーテルとペンションは、外国人との予約契約をすでに終えている。外国の選手団は宿泊施設だけでなく、選手のための休憩やトレーニング用スペースとして使う場所も必要になるため、マンションやカフェ、結婚式場などをレンタルする動きもあるそうだ。

平昌のマンションの家賃は現在30坪基準で月100万ウォン(約10万円)程度だが、不動産仲介業者によると、五輪期間中は1カ月以下の契約はできず、家賃も1000万ウォン(約100万円)が相場。マンションオーナーの中には、期間中は外国人に家を貸し、ソウルなどの親戚の家に移る予定の人もいるそうだ。

ノルウェーの選手団との契約を進めているというカフェの関係者は「自国記者団とのインタビュー場所や休憩スペースとして使用するようだ。25日間使用する条件で、3000万ウォン(約300万円)で契約を進めた」と述べている。また江陵の結婚式場関係者は、「昨年からヨーロッパ、日本などの選手団関係者からの連絡が絶えない。宴会場(100坪)を借りて、休憩と簡単な食事場所として使う考えのようだ」と語った。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「ぼったくり根性丸出しだな」「せいぜい五輪期間中にもうけるがいいさ。五輪が終わったら閑古鳥が鳴くだろう」「こんな人たちが関わる五輪がうまくいくはずがない」「韓国人は平昌に行くのをやめよう」など、自国民を遠ざけ金もうけに走る宿泊業者に批判の声が多く集まった。

その一方で、「もうけられる時にもうけるのは市場の原理からしても正しい」と、宿泊業者の行動を肯定的に捉える意見も。

また「平昌五輪なんて興味ないし、行く気もない」とのコメントも目立った。(翻訳・編集/三田)