2017年7月24日、韓国・スポーツ京郷によると、韓国俳優のユ・テジが23日に死去した元慰安婦キム・グンジャさんの葬儀場を訪れた。

ユ・テジは最近、元慰安婦らが共同で生活を送る施設「ナヌムの家」を10年以上にわたって定期的に訪問している事実が明らかとなり、話題を集めていた。23日に葬儀場を訪れたユ・テジは涙を流し、「(元慰安婦の)おばあさんたちとの縁は慰安婦被害者のための基金設立イベントがきっかけだった」と短く語った。

「ナヌムの家」で生活していたキム・グンジャさんは23日午前8時4分、老衰のため死去した。91歳だった。キムさんは、ソウルの日本大使館前で慰安婦問題に関する日本政府からの謝罪などを求め毎週水曜に行われているデモ「水曜集会」に毎週参加するなど、積極的に慰安婦問題の実情を知らせる努力をしてきた。

また、同日は女性家族部の鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)長官や外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官、南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事らも葬儀場を訪れた。康長官は「国民が日韓慰安婦合意を受け入れられていない状況でまた1人、満足な答えを得られずに亡くなってしまった」とし、「外交部は合意内容や協議の過程を詳しく検討し、その結果を基に進む方向を決める」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからも「謝罪を受けられずに亡くなったなんて本当にかわいそう」「平和な場所でゆっくり休んでほしい」など哀悼の言葉が寄せられている。

そのほか「つらい。朴槿恵(パク・クネ前大統領)のせいでさらに傷が深まっただろう」「国民を見捨てた韓国政府。日本よりもたちが悪い」など日韓合意を結んだ前政府を批判する声や、「日本はある意味すごい。間違いを認めて一言謝罪すれば済むことなのに、それがそんなに難しいことなの?」「被害者らに残された時間は少ない。日本は余計なプライドを捨てるべき」など日本に謝罪を促す声も多くみられた。

また「ユ・テジは男の中の男。かっこいい」「次の文化観光部長官になるべき」「彼は人間味あふれる人だ」などユ・テジへの称賛コメントも多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)