2017年7月23日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の夫人・金正淑(キム・ジョンスク)氏が、集中豪雨で被害を受けた忠清北道(チュンチョンブクド)清州(チョンジュ)地域を訪れてボランティア活動を行い大反響を呼んでいたが、韓国・ニュース1によると、夫人の美談は現地を離れた後も続いているという。

金氏は21日、住宅20棟のうち12棟が浸水し、農耕地の一部も流失してしまった清州市上党(サンダン)区を訪れ、泥まみれになった家財道具や布団、衣類を洗濯するなどの復旧作業に力を注いだ。韓国では大統領夫人が自ら災害現場でボランティアを行ったのはこれが初めてだ。

この異例の出来事に、SNSでは夫人と一緒にボランティアを行った人々から「言われた通りにやるのではなく、自ら指揮を執っていた」「腕まくりをして作業をする姿がとても印象的だった」「誰かさんのように写真のためではなく、4時間ずっと動きっぱなしだった(以前、別の災害現場を訪れた国会議員らが写真撮影をして波紋を呼んでいた)」などの称賛コメントが飛び交い、広く国民からも喝采が起こっていた。

そして23日には、金氏がボランティア活動に精を出しただけではなく、被災者らに私費で金一封を渡していたことも明らかになった。ニュース1によると、22日が日本の土用の丑(うし)に当たる「伏日」で、夏ばて防止の滋養食を食べる習慣があることから、「参鶏湯(サムゲタン)でもどうぞ」との意味で贈られたものだという。受け取った地元市議のナム・イルヒョン氏は「思いがけずプレゼントをいただいてうれしい。いらっしゃったことだけでもありがたいが、家事や洗濯なども一緒にしてくださり、さらに金一封までいただいて感動した」と話した。

この美談に韓国のネットユーザーからは6000件近くのコメントが寄せられ、「こんな日が来るなんて」「尊敬します」「次期大統領選に出馬してください。積極的に支持します」「こういう心の温かい方が大統領夫人でうれしい」とこちらも称賛の声が相次いでいる。

一方、被災のさなかに海外研修に出掛けたことでバッシングを受けている地元道議らに対し、「大統領夫人までも復旧活動に参加してるのに、道議らは海外研修でも飽きたらず暴言まで吐いている」、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対し「日照りで割れた田んぼに消防のホースで水をまいていた囚人503番(朴被告を指す)を思い出す。ボランティアは真実の心で行うもの」との非難コメントもみられた。

中には「大統領がいい結婚をしたのか、それとも金女史がいい家にお嫁に行ったのか…たまに分からなくなる」と喜びの悩みを吐露するユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)